俳優三波豊和(54)が東京・三越劇場の舞台「ありがとうと言いたくて~椿山課長の七日間~」(9月9~23日)の主役を務める。原作「椿山-」は01~02年に朝日新聞に連載された浅田次郎氏の小説。03年に平田満、萬田久子で舞台化、06年に西田敏行、伊東美咲で映画化されている。今回、三波とコンビを組むのは女優藤吉久美子(48)。三波演じるデパートの婦人服売り場の課長が過労死。2日間だけ許されて生き返り、女性として自分の葬儀や残された人々を見守る。

 三波は「女房と部下の不倫を知ったりいろいろなエピソードがあります。舞台はお客さんと同じ空間で同じ空気を吸って、一喜一憂が伝わってくる迫力がありますね」。

 500人収容ので全16回公演。「座長としての責任があるから8000人も呼ばなきゃいけない。そんなに知り合いいないのに(笑い)。『同級生』の明石家さんまさんや郷ひろみさんが元気ですから、僕も負けずに頑張ります」と話している。共演は淡路恵子、横内正、中原果南、湖映佳奈子ら。

 [2009年8月17日8時31分

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