11歳の演歌歌手さくらまやが、脚本家三谷幸喜(48)書き下ろしのフジテレビ開局50周年ドラマ「わが家の歴史」(来年春3夜連続放送)で故美空ひばりさん役を演じ、女優デビューすることが18日、分かった。昭和の激動期を底抜けの明るさとバイタリティーで生き抜いた家族のエピソードを交えて描く物語。柴咲コウ、佐藤浩市、松本潤、佐藤隆太、堀北真希、栄倉奈々、長沢まさみ、大泉洋ら主役級十数人が大家族を演じる。

 さくらが登場するのは昭和20年代、柴咲と佐藤のカップルが歌謡ショー一座の舞台を見に来た場面。そこで歌のうまい10歳の少女美空ひばりがステージで歌う。さくらが歌ったのは、46年に発売され、戦後のヒット曲第1号と言われた「リンゴの唄」。まだ持ち歌がなかったころのひばりさんが、実際に地方巡業でよく歌っていた歌だ。

 さくらは「難しかったけど、うまくできました。美空ひばりさんは私のあこがれの歌手。『リンゴ追分』とか『お祭りマンボ』が大好きで、いろいろな曲を練習しました。最初はびっくりして、大丈夫かなとか思ってたんですけど、楽しくできました。またやってみたいです」と話していた。

 [2009年11月19日8時57分

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