俳優船越英一郎(50)の母で、27日に転移性肺がんのため死去した女優長谷川裕見子さん(本名船越琴子=享年85)の葬儀が30日、静岡・熱海市の保善院で営まれた。喪主としてあいさつした船越は「偉大な母の息子として生まれて誇りに思う」と気丈に話したが、「正直、寂しくて寂しくて」と語ると涙。裕見子さんが妻松居一代(53)のことを「娘」と呼んで大事にしていたことを明かすと、松居も涙が止まらなかった。この日は約360人が参列。ひつぎには、長年愛用していたお守りと、6月に松居の誕生日会に全員で最後の食事をした際の中華料理店のメニューを納めたという。

 [2010年7月31日6時46分

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