演歌歌手鳥羽一郎(58)が手掛ける「演歌宅配便」が注目されている。都心の会場には足を運べないファンのため、日本各地の都心部から遠く離れた市町村の400~500人規模の会館でコンサートを開催している。鳥羽は「地方には田んぼのど真ん中にいい会館があるんだ。音響もいいんだ」。さらに「お客さんが間近で、キャッチボールがしやすい。本当に喜んでもらえるので、気持ちよく歌える」と話した。来年、歌手生活30周年を迎える鳥羽は新曲「裏町」が4万枚を超えるヒット中。96年に30万枚のヒットとなった「カサブランカ・グッバイ」以来の歌謡曲テイストで、男の哀愁が団塊の世代を中心に支持されているという。「『誰にでもあるだろう、小さな過ちは』という歌詞が気に入ってます」。次回の演歌宅配便は11月13日、高知県須崎市民会館。

 [2010年9月20日11時46分

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