男性デュオWaTのウエンツ瑛士(24)が、10月1日に初著書「できそこないの知」を発売する。人間関係、私生活、人生哲学、恋愛・結婚観、お金など、生活にまつわるさまざまなテーマを、本音でつづった自己啓発エッセーだ。浴槽で読書したり、植物栽培などのプライベート写真も100点以上盛り込んだ。

 今年初め、「草食系男子有名タレントランキング」で1位になったウエンツだが、関係者は「実は質実剛健な面もあるんです」と話す。今作でも「あいさつができない人とは仕事をしない」「メールではなく手紙を書く」「3日先までの予定はすべて頭に入れておく」「人脈は『広げる』より『切る』」といった、独自の生き方や処世術をつづっている。

 ウエンツは「昨今の不況下で、仕事のストレスや上司との悩みを持つ同世代から30代の男性に、ぜひ読んでもらいたいです」と握りこぶしでPR。それでも、まじめに語るだけでは照れくさいのか「ただ、得るものは何もない本なので、悩みとともに笑い飛ばして読んでいただけたら幸いです」と、お笑いキャラクター時の自虐トークを交えることも忘れなかった。

 10月2日に東京・福家書店銀座店、16日に同神戸店、17日に同キャナルシティ博多店で握手会を行う。

 [2010年9月30日9時12分

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