韓国最年少5人組男性グループ「大国男児(だいこくだんじ)」が30日、東京・渋谷のライブハウスで日本での初の単独ライブを行い、来年2月に日本でメジャーデビューすることを発表した。

 平均年齢18歳の同グループは、デビュー前にファンサイトで約4万人の会員を集め、3月に韓国でデビューした。翌4月には中国に進出し、K-POP界“第2の東方神起”を目指して始動。6月にはペ・ヨンジュン日本事務所デジタルアドベンチャーと日本での契約を結んだ。この日は携帯ファンサイト約1万人の応募から選ばれた250人のファンが集まり、朝8時から会場に並ぶ女性ファンの姿もみられた。

 ライブが始まると、瞬時に会場はパニック状態になった。メンバーが登場するや、前列にファンが押し寄せた。「キャ~」「かわいい~」などの声援が響きわたった。と同時に「押し合わないでくださ~い」と呼び掛ける警告のアナウンスが流れた。

 その中でメンバーはデビュー曲「憧憬少年」など全4曲を韓国語で歌いきった。一方、メンバー紹介では、たどたどしい日本語でミニコントも披露。センターのカラム(19)は「大きな歓声にビックリ。狭い会場だけど、来てくれてめっちゃありがとう。(ファンと)近いからいいね」と日本語で呼びかけた。ライブの最後に司会者が来年2月の日本デビューを発表すると、観客は再び「キャー」「うれしい~」「マジで~」と歓声を上げ、ペンライトを振った。

 K-POPグループは男女とも隆盛を極めているが、同グループは、やんちゃな弟的存在だ。今後は日本で月1回のライブ活動を予定している。

 [2010年10月31日7時26分

 紙面から]ソーシャルブックマーク