今年6月に二十三回忌を迎えた国民的歌手美空ひばりさん(享年52)のメモリアルコンサート「だいじょうぶ、日本!

 ~空から見守る

 愛の歌~」にAKB48、EXILEら豪華アーティストが大集結することが9日、分かった。この日、都内で会見した長男の加藤和也ひばりプロダクション社長が発表した。

 コンサートは東日本大震災から8カ月後の11月11日、ひばりさんが88年に「不死鳥コンサート」を行った東京ドームで開催される。出演はAKB48、EXILEをはじめ、生前親交のあった五木ひろし、岡林信康、郷ひろみ、小林幸子、近藤真彦、藤井フミヤ、親友の雪村いづみのほか、倖田来未、氷川きよし、平井堅、平原綾香、ミッツ・マングローブ、HEATWAVE、同じ横浜出身のゆずが決まり、追加出演もあるという。司会はフリーの徳光和夫アナ。

 加藤社長は「二十三回忌に何かやろうと計画した中で、大震災が起こった。母は終戦直後の荒廃した中で歌い始め、当時の人たちに希望を与えた。母の思いを受け継ぎ、被災された方を応援するコンサートにしたい」。AKB48は総合プロデューサー秋元康さんがひばりさんのヒット曲「川の流れのように」の作詞をしており、ひばりさんの名曲に挑戦するという。

 十七回忌の時も日本武道館でメモリアルコンサートを行ったが、今回は5万人規模となり、ひばりさんも映像で登場するという。収益金の一部は復興支援に寄付される。【林尚之】