25日にAKB48卒業を電撃表明した前田敦子(20)は27日、前日に続いて香港でライブイベントに出演した。地元メディア向けの会見では、卒業時期は帰国後に話し合って決めると明かした。また公式ブログで卒業についてあらためてファンに報告した。

 前田が、2夜連続で香港の夜を沸かせた。外務省主催のジャパンポップカルチャーの祭典「元気な日本展」のAKB48ライブ&トークショーに前夜に続いて、増田有華(20)、仲川遥香(20)の高校の元同級生メンバーと出演。「パンダとチャイナをイメージしました」と、おそろいのお団子2つの髪形で歌い、踊った。

 香港メディア向けの会見では「まだ卒業時期は決まっていないので、帰国したら(総合プロデューサーの)秋元(康)さんたちとお話し合いしたいと思います」と今後について話した。卒業後の活動も注目されるが、「まだAKB48としてできることを精いっぱいやっていきますので、皆さんも一緒に(残りの日々を)楽しんで」とグループへの愛着を語った。

 日本で大々的に報道される中、この日は公式ブログでファンに向けて、卒業表明に至る経緯を報告した。「(ライブが)このまま続けばいいのに本当にそう思いました。でもアンコールの曲を歌っている時、サイリウムでいっぱいの客席を見て、私ってしあわせだなあと思いました。だから1人で歩き出さなきゃって、ちゃんと発表しようと思いました」と当時の心境を告白。「隣にいる高みなに私言うね。その一言が私の走りだすスタートだったんだと思います。発表した時のみなさんの声援は私の人生で一番温かく感じました。私の判断は間違っていなかったんだと思いました」と感謝の思いをつづった。【瀬津真也】