タレント小向美奈子(26)が日刊スポーツの取材に応じ、「ストリップ道」をまい進する決意を明かした。薬物については、「やる気もない」と決別宣言。将来、多くの動物に囲まれた「ミナゴロー王国」を作りたいという夢も明かした。

 小向は09年2月、覚せい剤取締法違反の罪で執行猶予付き判決を受け同6月、東京・浅草ロック座でストリップ嬢として“復活”した。その後も舞台を継続。来月も1~10日まで、ストリップ3周年記念興行として、東京・新宿ニューアートの舞台に立つ。

 「今後はストリップを中心に、がっつりやっていきたい。ストリップは楽しいっす。初めは緊張もあったけど、自分で構成を立てたり、好きなように踊れるってことに気付いた。踊りながらお客さんに絡んじゃったりもしてるし(笑い)」

 11年2月、覚せい剤取締法違反容疑(譲り受け)で逮捕された。だが、後に処分保留で釈放され、不起訴処分となった。その“経験”も含めて、薬物については「やる気もないね。(自分が)損するから。もうやだ」と言い切る。昨年10月にはAV女優デビュー。今年2月まで3作限定で出演した。デビュー作の売り上げは今年1月時点で、異例となる20万本を突破した。「やったかいがありました。3作だけの出演だったけど、いい経験になった。つらかったかって?

 楽しかった」。

 15歳でデビューしてから波乱の半生を送ってきた。今後の夢は、動物が多数暮らすムツゴロウ王国ならぬ、「ミナゴロー王国」の創設という。「昔からの夢で。ペットや動物がすげ~好きなんで。昔はヘビやタランチュラやサソリとかを飼ってたけど、王国では触れ合える動物がいい」。

 最後に結婚願望を聞くと「したいですよ。明日にでも。いや、今日にでも。子供もほしい」と乙女心をのぞかせた。【広部玄】

 ◆小向美奈子の波瀾(はらん)万丈人生

 1985年5月27日、埼玉県生まれ。本人によると、小学校6年生の時、校門前で喫煙していた。デビューした15歳で出版した最初の写真集の撮影時、すでに妊娠していた。恋人は直後に事故死。自身も流産した。「清純派」グラドルとして活動を続けたが「(素顔は)まったく逆」と思っていたという。08年には当時の所属事務所から「音信不通が続いた」などの理由で契約解除された。