映画「ALWAYS

 三丁目の夕日」シリーズの子役で注目された俳優須賀健太(18)が、初めて舞台に出演することになり、8日、都内で行われた公開舞台稽古に参加した。出演作は「少しはみ出て殴られた」(今月30日~12月9日、東京・DDD

 AOYAMA

 CROSS

 THEATER)。刑務所に入った男たちが繰り広げる群像劇で、須賀は取材陣を前に「舞台に立っているところが想像できない。先輩から勉強しているところです」と謙遜した。

 「三丁目-」では、実の親に捨てられた子を演じた。その後も出演作を途切れさせることなく、映画、ドラマに出演してきたが、いまだに「かわいい」と言われることが多く、イメージチェンジも課題になっている。「かわいいと言われるのもいいんですけど、やっぱり、かっこいいって言われたいかな」。

 少年から大人への脱皮に向けて、特に対策はないが、「いろんな役をやりたい。それで自分の中に何か吸収していける」と言い切る。共演の石垣佑磨(30)に「立ち稽古から直感で動きまくってたよ」と言わしめた18歳は、デビューの4歳から培った感覚と経験も生かし、ステップアップを目指す。【三須一紀】

 ◆須賀健太(すが・けんた)1994年(平6)10月19日、東京都生まれ。99年、NHKドラマ「すずらん」で子役デビュー。02年、フジテレビ系「人にやさしく」、日本テレビ系「喰いタン」にも出演。映画では06年「花田少年史」、09年「釣りキチ三平」などに出演。血液型A。