女優蒼井優(27)と俳優鈴木浩介(38)が、3月上旬に破局していたことが14日、分かった。双方が同日夜、公式サイトに交際解消を報告する形のコメントを掲載した。交際が発覚した昨年7月6日にも、そろって公式サイトで報告したことに続く発表。会見や取材対応をしないための措置としているが、芸能人が報道前から、自ら破局をオープンにするのは異例だ。

 鈴木は「ご報告」と題し、破局について淡々とつづった。「昨年7月に、書面を通して、私、鈴木浩介と蒼井優さんとの交際について、お知らせをいたしましたが、この3月上旬に、お付き合いを解消いたしました。1年足らずの短いお付き合いでしたが、お互いに話し合い、このような結論に至りました」。

 午後8時に発表した鈴木に遅れて約2時間後、蒼井も「私は鈴木浩介さんと昨年の春からお付き合いをさせていただいていましたが、今年の3月に交際を解消致しました。気にかけてくださった方に対しましては、報告が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした」と報告した。

 ともに別れた理由や原因については触れていないが、鈴木は「長い人生、これからは同じ世界で生きて行く役者仲間としての付き合いの方が長くなるのかもしれません。今後、良き友人として互いの活動を応援し合える関係を続けていきたいと思っています」とコメント。蒼井も「今後は、いただいたお仕事をひとつひとつ丁寧に積み重ねていきます」と、男女の関係から仕事仲間としての感覚に戻った様子を明かした。

 2人は11年末の舞台「その妹」で共演後、役者仲間らと集まる中で関係を深め、昨年5月上旬に交際を開始。当時、蒼井は公式サイトに「穏やかに丁寧に時間を積み重ねて行けたら」とつづり、昨年9月15日の映画「ヴァンパイア」の初日舞台あいさつの際は、結婚について聞かれ「フフフフ…」と笑い、順調な交際をうかがわせた。しかし、3月28日に行われたイベントで「順調ですか」と聞かれると、無言で会場を後にしており、この時には交際を解消していたとみられる。

 鈴木は、文の最後に「この件についての会見や取材は行いませんが、始まりのときと同様、再び書面を通してのご報告とさせていただきます」と記し、蒼井の所属事務所も「会見や取材を行う予定はございません」とした。2人を知る関係者は、破局の理由について「多忙からのすれ違いと聞いています」と話した。