タレントのヒロミ（４８）が４日、車上荒らし犯に「説教」した。都内で行われた「アジアクロスカントリーラリー２０１３」（８月１０～１６日）の発表会見に哀川翔監督（５２）と出席。６月に車上荒らしの被害に遭ったことに触れ、一般ドライバーに注意喚起。タイ～ラオスの２０００キロを走破するレース中は貴重品を身に着けて走り、下車後も車に貴重品を残さないと宣言した。

　ヒロミが、いまだに逮捕されていない車上荒らし犯に訴えた。「やめなさい！」。６月３日夜、東京・南麻布の有料駐車区域で被害に遭い、約２５分後に戻った時には、現金やカード類がなくなっていたという。「助手席の窓ガラスが割られ、バッグの中身だけ抜いてあった。戻ってない。貴重品を残していた俺も悪い。貴重品を車に置かないで持って出る。今回も貴重品を身に着けてレースに出ます」。被害に遭った悔しさよりも、犯行を繰り返す犯人に更生を求めるメッセージで、兄貴分の哀川も「２度とやっちゃ駄目だよ」と犯人に呼び掛けた。

　全日本ＧＴ選手権などに出場しているヒロミは、哀川が２年連続で１号車ドライバーとして参戦していた「アジア－」に初参戦。監督に就任した哀川に代わってハンドルを握る。「去年、崖から６０メートル下に落ちるところだったよ。枝にひっかかって間一髪、助かったんだよ」と笑う哀川に、ヒロミは「そんなとこによく人を誘いますよね」と突っ込んでいた。