9人組アイドルグループ私立恵比寿中学(エビ中)が8日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで単独ライブ「年忘れ大学芸会2013『エビ中のスター・コンダクター』」を開催し、約1万人を動員して新曲「未確認中学生X」など25曲を披露した。

 メジャーデビューから1年7カ月で同アリーナでの単独ライブは、日本人アーティストでは最速。9人は不安定な音程、未完成な踊りながらも、ガムシャラなパフォーマンスで観客を引きつけ、約3時間のステージを完走。ラストにも大歓声を浴び、瑞季(16)は「決まったときはどうなるかと思ったけど、楽しくできました」と涙ながらに喜んだ。

 エビ中は「キングオブ学芸会」をキャッチフレーズに活動。10年4月にグループを結成した当時の活動は、ショッピングセンターでの無料公演などが中心だった。姉妹グループのももいろクローバーZも同じスタイルで同じ道を歩み、2年連続でNHK紅白歌合戦出場を決めた。妹分として、星名美怜(16)は「私たちも紅白に出られるようになりたい」と目を輝かせた。