3人組ユニット、girl

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 door(ガルネク)が8日、東京・SHIBUYA-AXで解散ライブを行い、5年間の音楽活動に終止符を打った。競泳男子の北島康介(31)と9月22日に結婚したボーカル千紗(28)は、この日限りで芸能界を引退。現在、妊娠5カ月(来年5月3日に出産予定)で家庭に入り、北島を支えていくことになる。

 「グッドラック」。この日正午ごろ、笑顔の夫の言葉に送り出された千紗は「悔いのないようにやりきろう」と心に決めた。命を宿したおなかは目立ち始めて激しいダンスは封印。だが、1曲目の「Freedom」から米国のボイストレーニングで鍛えたのどを披露した。08年のデビュー当時とは比較にならない声量と表現力で、最後の勇姿を見届けようと集まった約1500人のファンをうならせた。「Your

 story」では、初めてピアノの弾き語りをやり切った。

 約2時間全19曲のライブを締めくくったのはデビュー曲「偶然の確率」。ファン有志による感謝のサプライズで、大好きなひまわりの花が会場一帯に咲き乱れる中、涙を必死にこらえながら最後のパフォーマンスをみせた。

 「これまで一番大切なのはガルネクでした。でも今はもっと大切なもの、赤ちゃんと家族ができました。引退に後悔はないです」

 シングル17枚、アルバム7枚。この日、集大成となった通算56公演目のステージでは「おなかの子供と一緒に頑張りました。いつか子供にも自慢したい」と言って完全燃焼した。その姿を北島も会場で、そっと見守っていた。【松本久】

 ◆千紗(ちさ)

 1985年(昭60)11月16日、兵庫県生まれ。関西を中心にダンス活動をした後、06年に上京。08年9月、女性1人、男性2人の3人組ユニット、girl

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 doorのボーカルとしてデビュー。その後、わずか3カ月でNHK紅白歌合戦出場。09年1月、テレビ朝日系「歌のおにいさん」で連続ドラマ初出演。167センチ。血液型AB。