元シブがき隊の布川敏和(48)と、タレントつちやかおり(49)が23日、都内で別々に離婚会見を行った。先に会見した布川は、結婚23年での離婚原因は「夫の器量のなさ」とし、慰謝料のない円満離婚だと強調した。

 離婚届はこの日、つちやが都内の区役所に提出した。23年に及んだ結婚生活は終結。布川は、淡々と約1年半の別居生活と、離婚原因を説明した。「彼女への思いやりが薄れていき、夫としての器量がなくなってしまったことですね」。

 結婚記念日にデートするなどの気遣いが、「面倒くさかった」。愛や感謝の言葉を口にするのが、「照れくさかった」。結婚後の浮気については「ない、ない、ない」と完全否定した。くしくも、シブがき隊のデビュー曲「NAI

 NAI

 16」のサビと同じフレーズだった。

 別居後も共にイベントに出演するなど、「おしどり夫婦」を演じてきた。しかし、4月末に週刊新潮が、別居とつちやの不倫疑惑を報じ、夫婦危機が発覚した。5月1日には2人が時間差会見。先に会見したつちやは、飲食店主の男性との不倫を認めた。同日、ショックを隠せなかった布川だが、先週から本格化した離婚に向けた直接の話し合いでは、男性のことを聞かなかったという。「離婚はそれ以前の問題。彼女からも(不倫の話も)言われていない。自分からやり直そうとは言わなかった」と明かした。一方で「子どものことを思うと、離婚をしない方が良いのではと今になっても思う。後悔している」とも言った。

 この日は、新しいスーツ、下着を身に着けて会見に臨んでいた。離婚騒動の最中は「精神的にかなりきつかった」と振り返ったが、心機一転して新生活をスタート。再婚の可能性を問われると、「まだ考えられません」と苦笑いした。