4月に韓国女性グループKARAを脱退し、女優として日本を中心に活動することになった知英(ジヨン=20)が、日本テレビ系連続ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(10月スタート、土曜午後9時)で、ヒロインを務めることが3日、分かった。関ジャニ∞丸山隆平(30)演じる霊能力を持つ高校教師ぬ~べ~こと鵺野鳴介の婚約者を自称する雪女ゆきめを演じる。同様にぬ~べ~から思いを寄せられる律子先生役の桐谷美玲(24)とのダブルヒロインとなる。

 日本語の不安はない。脚本もしっかり読みこなし、役作りに励んでいる。原作は、週刊少年ジャンプに連載され、単行本も累計2400万部売り上げた人気漫画。「子供の頃から日本の妖怪に興味があって、原作を面白く読ませてもらいました。ゆきめはいちずで、何か始めると夢中になってしまうところが自分と似ている。原作通りに演じるか、自分で作っていくか、難しいところですが、原作のイメージを守りつつ、新しいゆきめを作っていきたい」と話している。

 14歳だった08年7月、カン・ジヨンの名前でKARAに加入した。10年8月にシングル「ミスター」で日本デビュー。11年にNHK紅白歌合戦にも出場した。今年3月末の契約切れで脱退を決意。4月から8月までロンドンに短期留学。堀北真希、黒木メイサらが所属する日本の芸能事務所と専属契約を結び、女優デビューに備えてきた。

 日本テレビ戸田一也プロデューサーは「ゆきめは一、二を争う人気キャラですが、知英さんは雪女のような美白、美しいけれどちゃめっ気があって、コロコロとよく笑うチャーミングな女性で、ゆきめにぴったり」と期待している。