2015年度ミス日本コンテストが26日、都内で行われ、シンクロナイズドスイミング元日本代表の芳賀千里さん(22)が、グランプリに選ばれた。

 応募2426人の頂点に立った芳賀さんは、けがの影響で体にまひを感じるようになり、昨年4月に競技生活から引退。日本女子体育大4年の現在もリハビリ中だが、母親の勧めでミス日本に応募した。

 受賞のあいさつでは感極まって約10秒ほど沈黙。その後、涙ながらに「この1年、本当に苦しいことばかりでした。まずは両親に『ありがとうございます』と伝えたいです」などとあいさつし、「誰かに勇気を与えられる存在になりたいです」と抱負を述べた。準ミスには東大医学部3年の秋山果穂さん(21)が選ばれた。