ももいろクローバーZの佐々木彩夏(17)がフルCGアニメ映画「聖闘士星矢

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 Sanctuary」(さとうけいいち監督、6月21日公開)で、ヒロインの女神・アテナこと城戸沙織を演じることが12日、分かった。本格的な声優は初挑戦となる。

 佐々木が日本の漫画&アニメ史に名を刻むヒロインのアテナ役を射止めた。「最初聞いた時、すごくうれしくて、なんで私なんだろうと不思議だったのです」と驚きを隠せないが、関係者は「一生懸命挑戦し、戦って成長していく沙織像と、ももクロの芸能活動への姿勢が重なったこと、清らかでかれんな容姿と柔らかさの中に強い芯を感じることから最もイメージが近い」と起用理由を説明した。

 佐々木は、東海テレビで放送中の短編アニメ「かよえ!

 チュー学」とももクロが11年7月にコラボ企画をした際、昨年11月4日から4日間、テレビ朝日「お願い!

 ランキング」にCGキャラクターとして登場した際、いずれも本人役として声を当てた経験はある。

 ただ「ライブで流す映像に声を当てたことはあるのですが、今までは私の声に映像を合わせてもらっていたので(声優は)ほぼ初めて」という。「アニメの口に合わせながらしゃべるのが大変だったのですが、監督さんやスタッフさんに助けてもらってやりきることができた」と振り返った。

 ももクロから離れての仕事で「楽屋も寂しいし、となりに誰もいなくて心細かったのですが、メンバーに今回の仕事の話をしたら応援してくれたので早く見てもらいたいです」と笑みを浮かべた。

 作品は世界配給、そして各国際映画祭への出品に向け調整を進めている。佐々木は「『聖闘士星矢』ファンのみなさんにも今回の城戸沙織よかったねと言ってもらいたいし、ももクロファンの方にも見てもらいたい。ここから、彩夏レボリューションが始まりますので楽しみにしていてください」と意気込んだ。

 ★「聖闘士星矢」

 神話の時代、星座の聖衣(クロス)をまとった聖闘士(セイント)が、自らの肉体のみで邪悪と戦い女神・アテナを守っていた。時が流れた現代、城戸沙織(佐々木)は自分が聖闘士を率い愛と平和を守るアテナの生まれ変わりだと知る一方で、聖闘士の総本山・聖域の教皇により逆賊として命を狙われる。そんな沙織を救ったのは、沙織を守るために聖闘士になったペガサス星矢(石川界人)だった。