多部未華子(25)と綾野剛(32)が、女性漫画が原作のラブコメディー映画「ピース

 オブ

 ケイク」(来年秋公開予定、田口トモロヲ監督)で初共演することが22日、分かった。多部が恋愛に振り回されるヒロインの志乃を、志乃が片思いする相手、京志郎を綾野が演じる。

 極秘にクランクインして1週間だが、早くも2人のキスシーンやベッドシーンが撮影されていた。原作では、ヒロインがフルヌードになる絡みシーンが多数あり、09年NHK連続テレビ小説「つばさ」のヒロインも務めた清純派の多部が、体当たり演技に挑戦中だ。

 西口典子プロデューサーは「多部さんも、25歳。大人のラブストーリーで、1歩踏み出した姿を見せてほしい。クールに見られがちだけど、熱血派という綾野さんは、この役にピッタリだった」と起用理由を明かした。期待をかけられた多部は「20代の女の子の恋愛観や主人公の心の声がよく分かる漫画だと思ったので、映画化もとても面白そうだと思いました。監督は田口さんということで“熱い現場になりそう”という予感がしています」とコメント。相手役の綾野も「ひと癖もふた癖もあるスタッフ、共演者と共に田口監督についていきます」と誓った。

 原作者のジョージ朝倉氏も「関わってくださる人々が、まぶしすぎてもう期待しかございません!」と興奮する、組み合わせ。田口監督は「伸び盛りなおふたりでどんな相乗効果が生まれるのか楽しみ」と期待に胸を膨らませている。

 ◆「ピース

 オブ

 ケイク」

 03~08年に漫画誌「FEEL

 YOUNG」に掲載された連載漫画が原作。男に主導権を握られた恋愛ばかりの24歳の志乃(多部)は、恋人と別れてボロアパートに転居。隣人でアルバイト先の店長の京志郎(綾野)と出会って一目ぼれするが、彼には同居中の恋人がいた…。20代現代女性の恋愛を描いたコメディー。