東京都の小池百合子知事は12日、都内で開いた自身の政経塾「希望の塾」にビデオメッセージで参加、来月発表される新語・流行語大賞に、都知事選で訴えたキャッチフレーズ「都民ファースト」が選出されることに、期待を示した。

 「都民ファーストが流行語大賞に選ばれればいいなと思う」とした上で、「ここにきて、ピコ太郎という伏兵が現れた」と、「ペンパイナッポーアッポーペン」が国内外で大人気のライバルを警戒。その上で、「しかし私は、東京大改革も、初めての女性都知事も、はやりものにする考えはまったくない。都政推進の上で、都民ファーストは当然のこと。納税者からのお金を賢く活用するのは、当たり前のことだからです」と述べた。

 「次の次の世代でも元気な東京であり続けるため、今、東京大改革をしなければならない。その強い決意で毎日臨んでいる」と強調した。

 この日は、オリ・パラ旗のフラッグツアーで三宅島などを訪問したため、講義は欠席。約10分、ビデオメッセージを通じてあいさつした。