小池百合子都知事(64)は16日の会見で、「屈辱を晴らしたい」として近く会見の意向を示している石原慎太郎元都知事について、「屈辱とかそういう問題ではなく、都民はファクト(事実)を知りたい。その1点だ」と切り捨てた。「私もいつ、だれが、どこで、何を決めたか明確にしたい。事実を伝えてほしい」と求めた。

 一方、今夏の都議選で「都民ファーストの会」として単独過半数を目指すか問われ、「目標はいつも高い方がいい」と述べ、単独過半数獲得が視野にあることを初めて示唆。「やりたいことは山ほどある。緊張感を持ちつつも、方向性が一致する議会の方々は必要だ」とした上で、「(擁立の)作業は冷静に、現実的に行う」と述べた。