安倍晋三首相の昭恵夫人が昨夏、参院選で自民党公認候補の応援に行った際、夫人担当の政府職員が3回同行していたことが、分かった。

 5日の衆院文部科学委員会で、内閣官房が明らかにした。「公務遂行補助にかかる連絡調整のため」と説明しているが、特定政党の応援に政府職員を同行させた夫人の対応は、再び批判されそうだ。この問題は、3日の参院決算委員会で、社民党の福島瑞穂氏が指摘。福島氏がSNSで公開した政府の答弁書によると、政府職員は、昨年6月に岡山、7月に東京と沖縄を夫人が訪れた際に随行。旅費は「夫人の私的経費で負担されていると承知している」という。