将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が7日、愛知県岡崎市で行われた「第24回将棋まつり」の公開対局で豊島将之八段(27)に敗れた。非公式戦のため、プロデビュー16連勝の記録には関係ない。同じ愛知県出身の注目株同志。豊島八段は6年前の王将戦で初めてタイトル戦の挑戦者となり、2年前の棋聖戦にも挑戦している。昨年度は12連勝で「連勝賞」を授章した。タイトル獲得も期待される先輩棋士に屈した。

 藤井四段は中学3年生。昨年12月に14歳2カ月でプロデビューして現在、公式戦では16連勝中。4日には新人王戦でベスト8入り一番乗りを果たしたばかりだった。次回の公式戦は12日、大阪市で行われる王将戦予選で西川和宏六段(31)と対戦する。