民進党の木内孝胤(たかたね)衆院議員(比例東京)は18日、党本部に離党届を提出した。都議選後の離党届提出は、細野豪志氏らに続き4人目。小池百合子東京都知事に近い、若狭勝衆院議員が目指す新党と連携する狙いとみられ、取材に「方向性は一致している。意見交換の機会をいただきたい」と述べた。21日に、代表選告示を控える党のことは「国民の期待に応えられていない」と切り捨てた。

 一方、木内氏が小池氏が事実上率いる「都民ファーストの会」のたすきを付け、ポーズを取る写真が表面化した。民進党の有田芳生参院議員が自身のツイッターに投稿。「木内議員は都議選の前にこんな行動をとっていましたから、離党は予定どおりなのでしょう」と、皮肉っている。

 また、同党の井出庸生衆院議員は同日、前原誠司、枝野幸男両氏の一騎打ちとみられる代表選への出馬に、意欲を示した。現状は、出馬に必要な20人の推薦人は集まっていないという。