元政策秘書の男性に「ハゲー」などの暴言を浴びせ、暴行を加えたなどと週刊新潮6月22日号で報じられ、自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42=埼玉4区)が18日、地元の埼玉県新座市内で報道後の初会見を開き、次期衆院選への出馬の意向を事実上、表明した。会見前の支持者への説明会でも「無所属で大変な選挙だが、出たい」と表明したという。柔らかな印象の新眉毛メークで会見し、か細い声で話したが、週刊新潮からの質問には声色が変わる場面もあった。

<主な一問一答>

 -会見中に時折、泣いているが、何の涙か

 豊田氏 …。シンプルには申し上げられない。

 -暴行の認識は

 豊田氏 顔が腫れ上がるほど殴った事実はなかったと思う。顔が腫れていなかったことは、多くの方が見ていて、客観的に証明されている。私は非力な女だと思いますので、けんかしたこともない。

 -相手にとって暴行と思われることはなかったか

 豊田氏 捜査の過程で明らかにしていただきたい。

 -議員辞職を考えているか

 豊田氏 議員を続けられるなら、地域、国、世界のためになる仕事をやらせていただきたい。それが償いになると思っている。

 -自民党が埼玉4区で公認候補を立てても出馬するか

 豊田氏 出馬するなら無所属。後援会には自民党の支持者もいるが、「5年間の頑張りは分かっている」「人で見る」と言ってくださっている。ひたむきに頑張っていくしかない。

 -今の声からは、あの録音の声は想像できない。本当にあの声が出るのか

 豊田氏 16年連れ添った夫からも「お前と世界で一番仲がいいのは自分だが、本当にお前の声か。あんな声は聴いたことないぞ」と言われました。

 -リスクを抱えながら議員を続けるというが、資質としては大丈夫か

 豊田氏 働き方を変えたり、無理しないように改善していきたい。自己管理ができていなかった。

 -週刊新潮ですが、「お前の娘が通り魔に襲われて強姦されたら」という発言について、当初、事実ではないと否定していた。ウソをついていたのか

 豊田氏 そういう発言をしていないとは言っていない。そのような趣旨で言ったのではないと回答した。あなたは私がウソの発言をしているとおっしゃいましたよね。ウソつきと言われたまま、会見を終わらせることはできない。(当時の取材対応の)文書が必要であれば出します。