衆院選公示後、初の週末を迎えた14日、与野党各党首は各地で支持を訴えた。

 立憲民主党の枝野幸男代表(53)は、「東京大作戦1014街頭演説会」と銘打った遊説ツアーを都内3カ所で行った。吉祥寺、新宿、池袋で「立憲民主党を作ったのは枝野幸男ではありません。あなたです。みなさんの戦いなんです。一緒に戦いませんか」と呼びかけた。

 吉祥寺は「首相演説級の人出」(地元有権者)。新宿駅東南口の広場は満員となり、駅の階段や陸橋の歩道でも大勢の聴衆が足を止めた。各地で「枝野コール」がわき上がった。党発表の聴衆数は吉祥寺2000人、新宿2500人、池袋2000人の計6500人。党では「3カ所でいずれも2000人を超えるのは、民進党時代ではなかった反応」とした。

 新宿には漫画家小林よしのり氏や元政治団体「一水会」最高顧問の鈴木邦男氏も駆けつけた。小林氏は「希望の党も自民党も保守じゃない。枝野氏の方がもっと保守。小池百合子と前原誠司は腹を切れぇ!」と絶叫した。