安倍首相は16日、今選挙初の大阪入りをし、6カ所を回った。

 午前の高槻市を経て、午後は「日本維新の会」代表、松井一郎大阪府知事のおひざ元、近鉄・八尾駅前で、自民党公認候補を応援した。14日の神戸に続き、阪神のクライマックスシリーズをつかみにしたが、古くは近鉄ファンも多かった同所では、不発気味だった。「一昨日、神戸に行ったら福留が2ランを打った。阪神が勝てば大阪が元気になる」とし、続けて応援候補の名前を挙げて「(候補が)勝てば、日本がもっと元気になる」と演説したが、万雷の拍手とはならず。聴衆からは「阪神(の話)はもうええ」との声も出た。

 夕方からは繁華街へ入り、最終地の梅田では「お前が国難」と書いたボードを掲げた人と、首相の支援者が小競り合いになる一幕もあった。