平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)で大注目のカーリングに似た競技が、被災者を笑顔にしている。福島県いわき市主催の「カローリング大会」が4日、同市内で行われ、小学生からお年寄りまで市民72人が参加した。

 日本カローリング協会の田中良親事務局長(47)は、日刊スポーツの電話取材に「この競技ができて25年。徐々に普及し、発展しています」と話した。現在、会員は全国に約2400人。競技体験人数は約40万という。今年秋には、競技発祥の地、名古屋市内で全国大会を開催。第25回となる今年は、全国から120チームが参加する予定だ。

 競技の魅力は、誰でも同じ条件で戦える点。年齢や性別などでのハンディはない。車いすに乗った人も同じルールで参加する。「練習を重ねたチームが、必ず勝つわけでもない。カーリングと同じで、最後の最後で大逆転もある」と田中氏。フローリングやジェットローラーの状態によっても、滑り方が違う。単純なようで、奥が深いという。

 今後は、各都道府県に協会を設置し、競技の周知をさらに広めるのが目標だ。田中氏は「少しでもカローリングを知ってほしい。カーリング女子の活躍は、我々にとっても大きな後押しになる」と意気込んだ。