文書改ざんをめぐり13日、自民党議員が公の場で初めて安倍晋三首相の進退に言及した。

 村上誠一郎元行革担当相は「トップとして猛省してほしい。大所高所から判断する時期が来ている」と述べた。竹下登元首相がリクルート事件の責任を取って89年度予算の成立と引き換えに退陣した例を挙げ、「竹下氏は大所高所から判断された」とも指摘した。一方、野田聖子総務相は麻生氏の進退に言及。「麻生氏には徹底的に事態を究明してもらう責任がある。そこまではしっかりやっていただき、その後のことはご本人の判断と思う」と、含みを持たせた。