東京から自宅のある大分まで約1100キロを徒歩で帰宅中だったスーパーボランティアの尾畠春夫さん(79)が23日に浜松市内で断念し、大分の自宅に帰宅していたことを26日、フジテレビ系「プライムニュース イブニング」が報じた。

ここ数日、尾畠さんの目撃情報が途絶え、インターネット上で「行方不明説」も出ていた。同ニュースは大分の自宅で尾畠さんを直撃。尾畠さんは「歩道にも車道にも車を止める人がいて、人も歩けない自転車も通れない状態となり“これは異常事態”だなと」とし、「私は来てくれた人が悪いとか、なんだかんだじゃないんです。総合的に見て“交通事故になるな”と思ったから。人の命にはかえられないから。幼い子ども、高齢者の命にしても。もう、今回はこれで打ち切ろうと思いやめました」と断念した理由を明かした。

尾畑さんは、今月18日に都内の中学校で講演した後、大分県の自宅に徒歩で向かっていた。