<1>ハーバーライト(京都11RユニコーンS・15時35分発走)

2月18日、京都6Rの3歳1勝クラスを制したハーバーライト
2月18日、京都6Rの3歳1勝クラスを制したハーバーライト

出走16頭のうち、マルチャレアルとハーバーライトは京都ダートで2戦2勝だが、それぞれの父の京都ダート1900メートルの産駒成績を見ると傾向がはっきりする。14年以降、ハーバーライトの父ドレフォンの産駒は【4・2・3・8】で複勝率52・9%。対するマルチャレアルの父リアルインパクトの産駒は【0・0・1・5】で連対すらない。マルチャレアルは京都ダート1800メートルで2戦2勝だが、100メートルの延長が大きな壁になりそうだ。

今回、ドレフォン産駒はハーバーライト以外に関東馬のミッキーファイトも出走する。同産駒の関東馬は14年以降、京都ダート1900メートルには1頭が参戦して11着。同じく京都ダート1800メートルにも1頭が出走して9着と、サンプルは少ないが若干の相性の悪さを感じずにはいられない。関西馬のハーバーライトを推す。


<2>チルカーノ(京都9R矢車賞・14時25分発走)

23年12月、新馬戦を制したチルカーノ
23年12月、新馬戦を制したチルカーノ

過去10年の矢車賞を見ると、ハービンジャー産駒が【3・0・1・3】と好成績を残している。阪神開催だった22年に1勝、3着1回があるが、京都開催でも2勝と好相性だ。

そのハービンジャー産駒チルカーノの母アロマティコも12年に矢車賞を勝ち、のちにG1の秋華賞とエリザベス女王杯でも3着と京都コースへの適性が高かった。“矢車賞血統”と言っても過言ではない良血牝馬が、2勝目を挙げる。


<3>ヘデントール(東京11R青葉賞・15時45分発走)

ヘデントール(2024年4月25日撮影)
ヘデントール(2024年4月25日撮影)

過去10年の青葉賞でルーラーシップ産駒は種牡馬別2位の2勝。その複勝率42・9%は、産駒が5頭以上出走した種牡馬で1位だ。

一方、東京芝2400メートルに範囲を広げると、過去10年で18勝を挙げているものの、勝利数は種牡馬別5位タイ。複勝率も32・7%と数値を落とす。

つまり、3歳春のダービートライアル・青葉賞が特別に、ルーラーシップ産駒が力を発揮しやすい一戦だといえる。

そのルーラー産駒ヘデントールは、母コルコバードも3歳春の同時期に行われたスイートピーSで0秒1差の3着に好走した実績がある。この時期、このレースでこそ狙いたい1頭だ。


【先週土曜の結果】

<1>シャドウフューリー

東京10R湘南S 2着(2番人気)

<2>チュウワハート

京都10R観月橋S 7着(2番人気)

<3>デシエルト

東京11RオアシスS 5着(2番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。