オリックス長村裕之球団本部長(59)が19日、獲得を目指していた浅村栄斗内野手(28)から断りの連絡を受けたことを明かした。

大阪市内の球団事務所で取材を受けた同本部長は「今回は他の球団の方から選ばせていただきたいという断りがありました。十分なオファーをいただきまして誠意と熱意に感謝しますということだった」と説明した。

オリックスはシーズン中から西武浅村がFA宣言した場合に備えて調査を開始。4年総額16億円の条件を準備し、背番号1番、または、7番も用意していた。だが、本人との交渉を前に諦めざるを得なくなった。

同本部長は「会ってからだと失礼という(浅村側の)配慮だと思う。意中の球団があるなら仕方がない。会って話をしたかったというのが本音」と厳しい表情で話した。