<西武3-4阪神>◇14日◇西武ドーム

 阪神藤川球児投手(31)がアクシデントで登板を回避した。1点リードの9回。セーブがつく場面で誰もが守護神の登板を予想したが、マウンドに上がったのは福原だった。

 藤川は直前のブルペンでの投球練習中に膝に違和感を訴えたという。山口投手コーチは「よしいこうというところで、ちょこっと足がプレート板にかかって滑った。投げていて違和感が出て大事を取った。いけるかどうかの判断で、やめとこうかということ」と説明。状態や病院にいくかについては「わからない」と話した。常川チーフトレーナーも「まだ何も確認できていない」と話すにとどめた。

 試合後、藤川は西武ドームの階段をしっかりとした足取りで上った。投球練習中に違和感があったかと問われ、「そんな感じ。まだ福原さんもいたので」と話した。大事を取ったのかという問いには「もちろんもちろん。歩かれへんかったら、試合に出られないでしょ」と問題なしを強調。軽症とみられるが、アクシデントが発生した藤川の状態が気がかりだ。【岡本亜貴子】