新日本プロレスの藤田晃生(21)が「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、日本武道館)へ向けて、気持ちを高めてきた。

この日はTMDK(ザック・セイバーJr.、マイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト、藤田)の一員として第5試合の8人タッグに登場。ゲリラズ・オブ・デスティニー(=GOD、ヒクレオ、エル・ファンタズモ、邪道)+天山広吉と対戦し、9分27秒、藤田が邪道からチキンウイングアームロックでタップを奪った。

藤田はATで拳王(ノア)とシングルマッチで対戦する。拳王は自身のYouTube「拳王チャンネル」で、BUSHIがオーナーを務める唐揚げ店「丸武商店」に出向き、新日本プロレスファンに藤田について根掘り葉掘り取材するなど、対決へ向けた機運を高めてきた。

藤田の方も無反応ではなかった。この日のバックステージで、片膝をついて拳を胸の前に突き出す「拳王ポーズ」を披露。22日の後楽園大会ではザックと一緒に拳王ポーズをして「アンタみたいに面倒くさい人、俺はすごい好きだ。勝負でも勝負事以外のリング降りた所でも、アンタみたいに面倒くさい人は最高に好きだ。だから『ALL TOGETHER』での一戦はすごい楽しみ。負ける気なんかサラサラねえからな」とリスペクトしながらも、持ち前の強気のコメントを残していた。

お互い四国出身(拳王が徳島、藤田が愛媛)で、藤田がオカダ・カズチカにケンカを売ったように、自分より上の人間にかみつくところもよく似ていると言われる2人。日本武道館での一戦がどんな結末を迎えるのか注目されている。