AKB48木崎ゆりあ(21)が12日深夜、「AKB48のオールナイトニッポン」に生出演し、グループ卒業を発表した。「私、木崎ゆりあはAKB48を卒業させていただきます」と、自ら切り出した。卒業理由を「13歳から今日までやってきて、アイドル人生おなかいっぱいだなと。これからは自分がやっていきたい演技について真剣に考えなきゃいけない」と説明した。

 この日の発表は事前に決めており、48グループ総監督横山由依(24)、入山杏奈(21)とともに出演した。発表し終わると「1人じゃめちゃめちゃ怖いから、ゆいはんとあんにんに一緒にいてもらった。こんなすてきな場所で、ファンの方に直接お伝えできるのはありがたい。ありがとうございますという気持ちでいっぱいです」と感謝した。

 木崎に涙はなかったが、発表を聞いた入山は悲しみのあまり、木崎に抱きついて涙を流した。木崎から「泣かないって言ったじゃん」と突っ込まれると、「泣いてない」と泣きながら言い張った。

 愛知県出身の木崎は、09年にSKE48の3期生として48グループに加入した。デビュー後すぐに選抜入りするなど、若手のホープとして期待された。14年にグループの大組閣祭りでAKB48へ異動し、同年公開の映画「柘榴(ざくろ)坂の仇討」、ドラマ「GTO」に出演。女優という夢に向かって活動していた。今年は選抜総選挙への出馬を辞退していた。

 卒業時期は「年内としか決まってない」と話し、「握手会にも来てほしい」と最後までアイドル活動をまっとうする意向を示した。