カンヌ映画祭で25日(日本時間26日)、批評家週間部門の授賞式が行われた。平柳敦子監督(41)、寺島しのぶ(44)主演の日米合作「オー・ルーシー!」(今年公開)の受賞はならなかった。日本人監督としては10年ぶりに同部門に選出されていた。

 映画祭は終盤に入り、最高賞パルムドールを競うコンペティション部門は20作品中19作品の上映が終わった。各情報誌では、90年代のエイズ撲滅運動を描いたフランスのロバン・カンピロ監督の「120Battements par minute(原題)」が評価が高い。日本の「光」は、河瀬直美監督、主演永瀬正敏に対し、海外メディアの取材が殺到しており、満点評価も付いている。授賞式は28日。