韓国の女性4人組のBLACKPINK(ブラックピンク)が、20日、東京・日本武道館でお披露目ライブを行った。

 来月30日にアルバム「BLACKPINK」での日本デビューを控えるが、海外女性アーティストとしては史上初めて、デビュー前に武道館公演を開催した。4人が登場すると、1万4000人の大歓声が武道館に響いた。「BOOMBAYAH」、最新曲「AS IF IT’S YOUR LAST」など6曲を披露した。

 MCでは、それぞれが日本語であいさつした。JENNIE(ジェニー=21)は「お越しいただき、ありがとうございます」。ROSE(ロゼ=20)は「日本で初めてのイベントでこんなにたくさん来ていただいて感動しています」。LISA(リサ=20)は「皆さん、楽しんでいただけてますか?」。JISOO(ジス=22)は「ブラックピンクとして皆さんの期待に応えられるように頑張ります」。

 同グループは、BIGBANGらが所属する韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメントが、世界各地でオーディションを実施して選出した秘蔵っ子。昨年韓国でデビューすると、新人賞を総なめにし、動画サイト「YouTube」公式チャンネルの総再生回数は9億回を超えるなど、世界的に注目されている。この日の公演には、応募が20万人を超えるなど、開催前からプラチナチケット化した。日本はもちろん、韓国でも単独ライブは行った経験はなかったため、ファンの前での初ステージでもあった。

 メンバーは、公演前に取材にも応じた。ロゼは武道館での公演に「練習生の時から、日本でデビューするのが夢でしたし、すばらしい場所でできてうれしいです」と笑顔を見せた。日本語の勉強も重ねてきており、ジスは「もっと日本語を上達させて、バラエティー番組に出てみたい。そして、日本のファンの皆さんともっと会えるようにしたいです」と目を輝かせていた。