女子で初出場の本田真凜(14=関大中)が表彰台に上がった。ショートプログラム(SP)3位からフリーは114・95点とし、合計178・64点。ジャンプの転倒がありながら、スピン、ステップなどで得点を稼いで、3位を守った。日本人では09年の村上佳菜子以来6年ぶりの優勝には届かなかったが、「うれしい。今季の目標がファイナルに出ることで、出るからにはメダルを目指してきた」と会見では笑顔が見られた。

 演じることについては、有名子役の妹望結(11)と共通するセンスがある。この日は「お化け」がテーマのフリーだったが、おどけた表情や、投げキッスなども取り入れて演じきった。次戦は年末の全日本選手権で、「(浅田)真央ちゃんと一緒のグループで滑るのが1つの夢。頑張りたい」と目を輝かせた。