来季も褒め合うスタイルで-。フィギュアスケートのペアで3月の世界選手権銀メダルの「りくりゅう」こと三浦璃来(22)、木原龍一(31)組(木下グループ)が24日、都内で開かれた日本スケート連盟による23-24年シーズンの表彰祝賀会で優秀選手章を受賞。今季は木原の腰のケガで試合から離れる期間が長かった。普段はポジティブだが、ネガティブな発言も多かったため、三浦が「あなたはできる」など背中を押す言葉をかける機会が増えていた。

三浦によれば、「元々褒めてたんですけど、褒めが足りないみたいな。だからスロー(ジャンプ)だったら『投げよかったよ、今の』、リフトだったら『今のスムーズだったね』って褒めてます」と例年以上に盛り上げてきた。対して木原は「璃来ちゃんもちゃんと褒めないと怒るんです。だから互いに褒め合うスタイルです」と笑顔で応酬した。

現在は三浦の肩の亜脱臼があり、2週間後にリハビリを開始する予定。体調面では、世界選手権のフリ-後の木原の体調不良は、日本での診察で「ぜんそく」と分かり、「原因が分かったので対策できる」。この2シーズンはオフにどちらかがケガをし、シーズンを全うできていないだけに、「健康で過ごしたい」と口をそろえた。