テニスの4大大会今季第2戦、全仏オープン開幕を翌日に控え、現行制度では、日本男子として初めて世界トップ10に入った世界ランク10位の錦織圭(24=日清食品)が24日、会場で会見を行い、初戦の同62位のクリザン(スロバキア)に対し「1回戦としてはタフな相手」と警戒した。

 錦織は今月の準優勝したマドリードオープンで左股関節の痛みが再発。左ふくらはぎも痛め、約2週間、拠点としている米フロリダで治療していた。「100%ではない。でも出られない痛みではない」。ただ、出場への決断は迷い「4大大会でなければスキップしていた」。

 この日の練習では、初めてサーブを行い、「徐々に良くなってきている。できる限りのことはやっている」と、少しずつ回復の手応えはつかんでいるようだ。

 錦織の初戦は26日の予定だ。