巨人辻内合格3K、初フリーで6人無安打
巨人辻内崇伸投手(18=大阪桐蔭)が3日、ジャイアンツ球場で初のフリー打撃に登板、打者6人に対して3奪三振、無安打の内容だった。「投げやすかった。打者がいると、コースを絞って投げることができる」と振り返ったが、何よりその球威で圧倒した。ボールを受けた加藤は「144、5キロは出ていたと思う」。すべて右打者との対戦だったが、打球が1球も左方向に飛ばなかった。
吉村2軍監督は「思っていた以上。困ったらストレート、でいける。試合での登板が見えた」。初実戦は一発合格で、12日の教育リーグ、ロッテ戦(ジャイアンツ球場)で先発デビューする可能性が高まった。
甲子園同様、マウンドで仁王立ちする辻内が戻ってきた。「キャンプで学んできたことを考える余裕はなかった」。真っ赤なグラブを新調、気迫を前面に出した。圧巻は山本との対戦。カウント1−3から直球を2球続け、空振り三振。分かっていて打てない高めの剛球だった。ブルペンでフォークの落ちが悪いと判断、封印中のチェンジアップを投げるしたたかさも見せた。小谷2軍投手コーチは「格好ええやんか。(キャンプの)ブルペンより3倍、いい」。眠っていた闘争本能は点火した。“ニュー辻内”が一気にステップアップする。【宮下敬至】
[2006/3/4/09:22 紙面から]
写真=シート打撃に初登板した辻内は山本を三振に仕留め3者連続三振とする
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