パリ五輪に出場する7人制ラグビー男子日本代表が“和製ジャパン”で8万人を驚かす。

29日、埼玉・熊谷市内で代表候補合宿を公開。名を連ねた16人は全員が日本人となった。サイモン・エイモー・ヘッドコーチ(HC)は「今いる選手を最大限に伸ばしていきたい」と断言。リーグワン終了後、15人制の選手招集には否定的な見解を示した。

合言葉は「ファスター・アンド・ブレイバー(より速く、より勇敢に)」。体格で劣る分、リスクを冒した攻守を磨いている。五輪会場は23年15人制W杯開幕戦や決勝が行われたフランス競技場(サンドニ)で約8万人収容。エイモーHCは「8万人が日本のスタイルを見て『なんて素晴らしい!』と言うところを目指したい」と力を込めた。

21年東京五輪は12チーム中11位。主力の林大成(日本協会)は「メダルを取るための新しいスタイルが、徐々に出来上がってきている」と手応えをにじませた。【松本航】