「堀江メール提供してない」と週刊誌記者
口火を切った民主党永田寿康議員(36)が雲隠れしてしまった「3000万円送金指示メール」問題は、民主党内でもガセネタ説が有力になる中、永田氏にメールを提供したとされる元フリーの週刊誌記者A氏(32)が25日、フジテレビの取材に応じ、永田氏との面識は認めたものの「それは全く違います」とメールの提供者であることを完全否定した。一方、民主党執行部は同日、永田氏の辞職を見送り、謝罪会見を開いて説明責任を果たすことで事態の収拾を図る案の検討に入った。
フジテレビの情報番組「ワッツ!?ニッポン」の電話取材に応じたA氏は、永田氏のネタ元説について「それは違います。(メールを)送ってはいません」と否定した。
A氏は出版社を立ち上げ、隔月刊誌を3月にも創刊する予定だった。昨年11月に発行したプレ創刊号の表紙を飾り、インタビューに答えているのが永田氏だった。A氏は永田氏との接点について「(月刊誌の)編集長の知り合いが民主党におり、その人の紹介で5〜6人の議員を紹介された。その中の1人が永田氏だった」と説明。ライブドアについては「取引したことはない。堀江容疑者にも1度も会ったことはない」と話した。
永田氏は当初から「親しいフリー記者を通じて入手した」と明かしていた。そのため10人以上のフリーの記者に疑惑がかかる中、自民党の平沢勝栄議員(60)が同種のメールを公開し、A氏を示唆して「(ネタ元の)記者と永田さんと私の3人で議論すれば真相が明らかになる」と発言。送信者(From)、受信者(To)が同一で、そのアドレスA氏の名前を思わせるアルファベットであるとされる。自民、民主両党からもA氏の名前が漏れ、民主党が慌ててA氏の周辺を調べ始めたことから、A氏ネタ元説が広がっていた。
A氏は00年に「週刊ポスト」に書いた「巨人清原選手がストリップ通い」が、後に真実性をめぐって裁判となり、最後はねつ造記事の烙印(らくいん)を押されるなど、いくつかの問題記事を残す、いわくつきのフリー記者。週刊誌関係者は「とにかく雑誌にとっておいしいネタばかり持ち込んでくる。ネタ元も提示するものの、最終確認すると連絡がつかなかったりする。信用はできない」と話している。
[2006/2/26/08:17 紙面から]
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