エサを踊らせながらソフトに/船長のワザ
<船長のワザ:「広島屋」石井晃船長(45)>
釣り場はまだ浅場も狙っていますが、これからは潮温が下がるにつれ徐々に深場へ移っていきます。シロギスも活性が鈍ってきますが、そういった活性の低いキスに食い気を起こさせるためには「エサを踊らせながらソフトに誘う」のが基本です。
◆仕掛け 釣り場が深くなっても、やはり投げて広い範囲を探った方がヒット率は高くなります。仕掛けは「片天ビンの2本バリ仕掛け」が一般的ですが、近ごろは「胴突きの1本バリ仕掛け」を用いる人も結構増えました。オモリからわずか10センチ上に長さ40センチの枝スを出したもので、枝スの方が長い分、オモリを着けたままでもエサが底をはう格好になってキスに目立つ効果があります。
オモリは軽めの方が釣りやすい。15号を基準に潮が速い時は20号に交換できるよう、15号と20号を用意してください。
◆エサ 青イソメが定番です。ハリからの垂らしを3センチ程度にしてセットします。硬い頭部は切って使った方がキスも吸い込みやすいようです。
◆釣り方 仕掛けのタイプによって釣り方は多少異なります。片天ビンの2本バリ仕掛けでは底に届いたら糸を張って、オモリが底に着くか着かないか底スレスレに浮かせ、ゆっくりと引きずってきます。ときにはオモリが軽く底に触れるように操作します。
キスは底の上を群れで泳ぎ、動くエサに興味を示しながら食い気が起きた時に飛び付きます。動きが止まったままのエサには食い付きません。
胴突きの1本バリ仕掛けも一応、投げて広く探ってください。オモリを「(横に)寝かせて」次に「起こす」イメージで、オモリはなるべく底から離さずに仕掛けを「たるませて」「張って」を繰り返します。時折、50センチほどオモリを浮かせるようにして聞き上げてみましょう。
どちらも仕掛けが船下に戻るまで同じ要領で続けます。アタリはサオ先にブルブル…と結構はっきり出ます。聞き上げながら重みを感じたら軽く合わせればOKです。
食いが渋ったりアタリが遠い時は誘い方がより大事になります。オモリが底に届いたら底をはわせるようにゆっくり引きずり、またオモリで底を軽くたたくように小突きながら引いて、途中でいったん止めて、ゆっくりと聞き上げる。キスにエサの存在をアピールするのが狙いです。
ハリ掛かりが悪い時は早合わせは禁物です。アタリをキャッチしたらサオ先を下げ、少し送り込む感じにひと呼吸置いてから合わせてください。
[2005/12/16/08:12 紙面から]
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