磐田FW岡本は文武両道、卒業式で号泣
<「ザ・ルーキー」次代の世界基準:FW岡本達也>
磐田の新人FW岡本達也(18)が、練習試合で得点を量産している。今季の対外試合で既に11得点。3月は、5試合で9得点と爆発的な力を見せている。
3年間過ごした仲間と活躍を誓い合ったことが、力になっている。ユースから昇格した6人中、ほかの5人が磐田東に通う中、岡本は1人で3年間、磐田の寮から進学校の磐田南に通った。サッカーとともに勉強も頑張り、積極的に学校の行事にも参加。「スポーツ選手と栄養」という卒業論文は、鹿児島合宿の帰りのバスの中で書き上げた。
1日の卒業式では号泣したという。3年生360人中、就職は岡本1人。社会に出る岡本をクラスメートが激励してくれた。自然に涙があふれた。
岡本「ほかの5人には『卒業式で泣いたの?』と言われちゃった。でも、高校は本当に楽しかったし、いい仲間にも恵まれた。一生大切にしたい仲間です。みんなから『試合を見に行くから早く出ろよ』と言われて、頑張らなきゃと思った。早くJリーガーとして、一人前になりたい」。
今はサテライトチームで、コツコツと練習を積んでいる。前線で声を張り上げ、闘志をむき出しにする姿はFW中山を思わせる。
岡本「小さいころから、磐田の試合、中山さんを見て育った。中山さんみたい人でもあんなに練習している。僕は何倍も練習をしないと先輩たちには追いつかない。早く上に上がりたい。ユースのときよりは学校もないし、練習や体のケアに使える時間もある。1、2年は修行を積んで、3年目でチームの主力といわれる位置にいくことが目標。小、中、高とジュビロで育ててもらったので、試合に出て恩返しをしたい」。
6人で唯一、地元静岡出身で小学校から磐田一筋。根っからのジュビロっ子が、次代のエースの座に向かって突き進む。【斉藤香織】
◆岡本達也(おかもと・たつや)1986年(昭和61年)9月19日、浜松市生まれ。小3からジュビロSS浜松。ジュビロSS浜北−磐田ユースを経て、今季トップ昇格。ユースでは、日本クラブユース準優勝、全日本ユース準優勝、Jユース杯ベスト8など。昨年の国体では県代表として活躍し、優勝に貢献。U−16、18日本代表。父知之さん(44)は県サッカー協会の西部支部長。175センチ、71キロ。血液型B。
[2005/3/16/11:08 紙面から]
写真=今季すでに対外試合で11得点を挙げ、好調なFW岡本
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