<センバツアミーゴ・光星学院(攻撃)>
光星学院(青森)は8年ぶり3度目出場で、初勝利を狙う。この冬は1日1000スイングをノルマに、打力の強化を図ってきた。指揮を執る金沢成奉監督(39)は「全体的にレベルが上がったよ。クリーンアップも含めて、打順の入れ替えを考えないと」とうれしい悩みを抱えている。
中でも「特に伸びた」(金沢監督)というのが、昨秋4番の坂本勇人(2年)だ。183センチと大柄な遊撃手で、将来性も豊かだ。俊足、好守に加え、一番の魅力は高校通算19本塁打の長打力だ。昨夏の県大会決勝、青森山田戦では柳田将利(ロッテ)から、バックスクリーンへ特大の1発を放っている。右打席から外寄りの直球をはじき返したそのパワーに、野球関係者もうなった。「右中間に長打が出ると調子がいい」と自身を分析する。「甲子園でホームランを打ったイメージをしたら、緊張してきました」と笑うが、この春はプロからも熱視線を浴びるはずだ。
1番を務めそうなのが、藤本健太主将(2年)だ。昨秋は6番で、東北大会以降から「スイングにクセがないから」と左打者に転向した。金沢監督も「普通は2年くらいかかってモノにできるものだが…。能力が高い」とうなる。50メートル6秒1の俊足で、捕手と外野手を兼任するチームリーダー。文字通りの切り込み隊長として、チームをけん引する。
エースで打撃も魅力の桑鶴雄太投手(2年)を4番に、2番ながら昨秋公式戦チーム最多24打点を挙げた岩崎勝外野手(1年)を6番に据える構想もある。もともとバントや盗塁を絡めた、緻密(ちみつ)な野球で確実に1点を奪ってきたチーム。どこからでも点を奪える破壊力がプラスされた。【清水智彦】
[2006/3/10/10:51 紙面から]
写真=1メートルを超えるバットでティー打撃をする坂本
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