<J2:湘南1−0仙台>◇第19節◇札幌厚別公園競技場
仙台はアウエーで湘南と対戦し、0−1と完敗。上位浮上のかかった大一番で8位に転落。サポーター席からは「都並辞めろ」の大合唱が沸き起こった。
つかみかけた上位のしっぽが、するりと逃げていった。圧倒的に押し込んで迎えた前半39分、速攻からワンチャンスをものにされた。左サイドからの山なりのパスを相手FW梅田直哉(27)に押し込まれた。第1子が誕生したという相手DF戸田賢良(25)を祝う「揺りかごダンス」を始まる。イレブンは屈辱の儀式をただただ見つめるだけだった。
放ったシュートは湘南の11本を上回る14本。FWシュウェンク(26)バロン(31)に有効なボールが収まらない。パスミス、シュートレンジでの消極的な姿勢。高い位置でボールを奪っても手数を掛けすぎゴールを仕留めるまでには至らなかった。都並敏史監督(43)は「動きが重く自分たちのリズムがつくれなかった。後半は前掛かりに攻めようとしたが、無理があった。人が前にいるだけで調和の取れた攻めができなかった」と悔しさをにじませた。
攻め上がらなければ勝ち点3はない。だが、後半に切られたなけなしの3枚のカードは、すべて消耗したパーツ交換に費やされてしまった。残り15分、疲れの見えたDF磯崎敬太(24)を下げDF渡辺広大(18)を投入。4−4−2からシステムを3−5−2に変更したが、攻撃への明確な意思表示とはならなかった。
「パスミスが多かった。おれのところでボールを収めることができなかった。攻撃のバリエーションを増やしていかないと…」とバロン。体力の消耗を抑えるチーム戦術は、影も形もなかった。
勝てば勝ち点27になり上位グループ入りが確実だった。前半戦最大の山だったが完敗。試合後、仙台サポーター席からはこれまで封印されてきた「都並辞めろ」コールが再燃し、移動のバスを取り囲んだサポーターに都並監督が説明する場面も。5試合ぶりの黒星を喫し、上位進出は振り出しに戻ってしまった。【下田雄一】
[2005/7/3/11:40 紙面から]
写真=湘南に0−1で敗れ、がっくり肩を落とす都並敏史監督
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