8月に五輪を迎えるブラジル・リオデジャネイロのパエス市長は13日、米国などで爆発的にヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をブラジルでも配信するよう、ゲームを開発した任天堂などに呼び掛けた。

 ポケモンGOは、衛星利用測位システム(GPS)を活用し、プレーヤーが、ゲームが指定した場所を実際に訪れて架空の生き物「ポケモン」を画面上で捕らえるゲーム。パエス氏の呼び掛けには、治安やジカ熱への懸念から五輪出場辞退を決めた選手もいる中で、リオへの観光客誘致につなげる狙いがありそうだ。

 パエス氏は、フェイスブックで「こんにちは、任天堂。リオ五輪まであと23日。みんながここに来ます。あなたも来て」と表明。ポケモンGOの実際の画面に似せて、リオのビーチや観光地とポケモンの合成写真を掲載した。