リオデジャネイロ五輪に出場する柔道女子日本代表の48キロ級近藤亜美(21=三井住友海上)と52キロ級の中村美里(27=三井住友海上)、57キロ級松本薫(28=ベネシード)が31日、成田空港から出国した。

 五輪2連覇がかかる松本は現地での対策は万全だという。「今回はどこで脅されるか分からないので、財布の数はすごく多い」と用意周到。4つの財布を持参した。また連覇への期待に対して「連覇とは考えず、ただ勝つ。ただ目の前の相手を倒して、勝った先に連覇がある」と話した。

 初出場の近藤は左手の人さし指に指輪をかけて験担ぎをした。「指によって意味があることを調べて、(人さし指は)夢がかなうとか勇気が出る(という意味)。自分で買いました」とニッコリ。

 3度目の五輪に挑む中村は「ずっとオリンピックの金メダルを目指してやってきて、北京とロンドンでは悔しい思いをしてきたので、ここでしっかり目標を達成したい」と意気込んだ。