リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子日本代表が21日、羽田空港発の航空機でブラジルに向かった。欧州で乗り換え、事前合宿地のブラジル・アラカジュに入る。

 手倉森誠監督や主将のDF遠藤航(浦和)、年齢制限外のオーバーエージ(OA)枠でチーム加わったFW興梠慎三(浦和)ら選手とスタッフがそろいのスーツで飛行機に乗り込んだ。

 搭乗前にはゲートで日本航空によるセレモニーが行われ、手倉森監督と遠藤主将に花束などが贈られた。遠藤は「国を背負う覚悟を持って、まず100%のいい準備をして臨みたい」などとあいさつした。

 搭乗客など100人以上が周囲を取り囲み、カメラやスマートフォンを向けた。五輪切符のかかった1月のアジア最終予選の出発時、成田空港での見送りは、たった12人だったことを思えば、メダルを目指す手倉森ジャパンは大きく成長し認知度もアップした。

 なお、黄熱病の予防接種の影響で発熱が続いたMF井手口陽介(G大阪)は回復の具合もあり、チーム便での出発をとりやめ、遅れて日本をたつことになった。